ISBN:978-4140885499 悪と全体主義―ハンナ・アーレントから考える
アーレント Hannah Arendt
アーレントが
複数性 plurality
にこだわっていたのは、それが全体主義の急所だからです。複数性が担保されている状況では、全体主義はうまく機能しません。だからこそ、全体主義は 絶対的な「悪」を設定することで複数性を破壊し、人間から「考える」という営みを奪うのです。